「猫背」を改善するために「骨盤矯正」は有効なのか??

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いつもブログを読んでいただきありがとうございます。

今回の記事ですが、Retraでもお客様に高い満足をいただいている「骨盤矯正」ですが、


猫背」を改善することにも有効なのか?


という観点でお話していきたいと思います。


まずは「猫背」と「骨盤矯正」について、分からないという方もいらっしゃるかと思うのでそれぞれについての解説から行っていきましょう!

猫背とは



猫背は不良姿勢の一つであり、お仕事がデスクワーク中心の方や座っている時間の長い方によくみられる姿勢です。


猫背の特徴としましては、

  • 首(顎)が前に突出している
  • 背中から腰までが丸い(山になっている)
  • お尻が垂れ下がっている

このような見かけ上の特徴があります。これらは「座位」での不良姿勢の結果起こる現象ですが、進行すればするほど立位時にもその特徴が強く現れるようになってきます。


これは自分が思っている以上に周囲から「姿勢悪いなぁ…」と思われがちなので改善でいるものであればすぐにでも改善したいですよね!


骨盤矯正とは?


一方の骨盤矯正ですが、歪んだ骨盤を整えることを骨盤矯正と呼んでいます。「歪んだ骨盤」というワードを聞くと、


「骨盤の骨自体が歪んでいる」


と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、ここでいう歪みは「左右の骨盤が対象でない状態」を意味します。

…本当に骨が歪んでいたら大けがですもんね!

さて、そんな骨盤矯正ですが、どうやって矯正しているのかというと「骨盤に付着している筋肉のハリを左右で整える」ということを主に矯正しています。左右の同じ筋肉のハリ感などを整える感じですね。

骨盤には多くの筋肉が付着しているので、その中の1つでも強く張るような状態になると骨盤がその筋肉に引っ張られる訳です。ここから骨盤の歪みが生まれるわけですね!



猫背と骨盤(矯正)の関係?



さて、ここからが本題です!
「猫背」と「骨盤矯正」はどうリンクしているのでしょうか?

まず、「猫背」という姿勢について考えてみましょう。猫背の特徴は、

  • 首(顎)が前に突出している
  • 背中から腰までが丸い(山になっている)
  • お尻が垂れ下がっている

このような特徴がありましたよね。この中の「背中から腰までが丸い」と「お尻が垂れ下がっている」は「骨盤の後傾姿勢」の特徴でもあります。

骨盤の後傾姿勢は、座位の状態で「腹筋」や「脊柱起立筋」などの体幹の筋肉を働かせずに取れる姿勢です。姿勢を作るのは容易ですが、きれいな姿勢を維持する筋肉が働かないため必要な筋肉が弱化しやすくなります。

これは立位の状態でも言えることで、腹筋や脊柱起立筋が働かないと姿勢は骨盤後傾となります。

ここで「立位」と「座位」を比較してみると、「立位」は立つために下半身の筋肉も働きますが、「座位」では働きませんよね。このことからヒトは「座位」を「休憩姿勢」と思い込み身体の緊張を緩和してしまう傾向にあるのです。


さて、本題に話を戻しますと、「骨盤の後傾姿勢」は「お尻が垂れ下がっている姿勢」でしたね。
お尻が垂れ下がる姿勢を再現してみると、腰が丸まり、重心が後ろ寄りになるのが分かるかと思います。


①骨盤の後傾
 →骨盤が後ろへ倒れる(お尻が丸くなる)ことで背中が丸くなり、お腹が前に出ます。

②重心は踵寄りに
 →骨盤の後傾を実際に行うと良く分かるのですが、背中が丸まることで全体的に重心が「身体の背面」に移動します。

③首や肩が前に
 →身体が全体的に後ろ重心となるので、後ろへ倒れないよう「頭」や「肩」を前に出すことによって前後の重心バランスを保つ姿勢を取ります。


このように骨盤の歪みが「身体の重心バランスを歪ませる」ことによって姿勢が大きくゆがむ原因となるのです。
なのでこの場合は、「骨盤後傾」の歪みを整え、重心の位置を現在よりも前寄りにすることで姿勢が改善される可能性が高いという訳です。

※姿勢の歪みは多岐に渡るため、骨盤後傾の修正と猫背が連動しないパターンも存在します

骨盤後傾を改善するエクササイズ


それでは、骨盤後傾の状態を改善し、お尻を引き上げていくためのエクササイズを紹介したいと思います。

骨盤が後ろへ倒れている状態を「起こす」ことと「重心をつま先」で支えることを身体に覚えさせることができれば骨盤が起きてくるので、この性質を活かしてトレーニング2種類のトレーニングを行います。


1、バード&ドッグ


ではまず「骨盤を起こす」トレーニングについてです。以下の画像のように四つん這いの姿勢を作ります。

ポイントとしては、

  • 両手は肩の下、膝は骨盤の下に位置するようにする
  • 骨盤(腰やお尻)が丸くならないようにする
  • 首は起こす
  • 両手、両膝に掛かる重心バランスがそれぞれ同じくらいになるようにする

姿勢が作れたら、運動する側の腕を床と平行になるように前に出します。

腕を前に出したら、その腕と対象となる側の脚を床と平行になるように持ち上げます。
※右手を前に出す場合は左足、左手を前に出す場合は右足

上の写真のような形になっていればOKです。
この姿勢から身体を動かしていくのですが、上げている「肘」と「膝」をお臍に向かって近づけていきます。



もしかしたらこの運動はSNSやYouTubeなどで見たことのある方もいらっしゃるかもしれませんね!

この運動は「骨盤を起こす」ことを目的としているので、肘と膝を近づける動作を行う際にも骨盤が丸まらないように行います。これは、意識をしないと簡単に丸まってしまうので、「簡単に丸まってはいけない」ということを脳に教え込むものだと理解して行うようにしましょう。


カーフレイズ


次に「重心をつま先側で支える」トレーニングについてです。
これに関しては、場所を選ばずどこででも行うことが出来るので、まずは両足を平行に、足の間を「拳1個分」空けて立ちます。


上の写真では「ストレッチポール」を立てて置いていますが、運動中にバランスがとりにくい方はバランスを取るための支えとして活用しましょう。(もちろん柱や壁などを使っても大丈夫です)

準備が出来たら両足の踵を地面から浮かせて、つま先立ちになるようにします。


踵を上げたらすぐに下ろさず、「1秒ほど停止する」ようにしましょう。その際にふくらはぎの筋肉に力が入っていればOKです。
よくある間違いとして、身体を真っすぐの状態で踵を持ち上げることが出来ず、上体が前に倒れたり、後ろに腰が反れたりする方がいらっしゃるのですが、この形はNGです。





Retraでお手伝いできること


最後までお読みいただきありがとうございました!

Retraでは「整体」を含め、クライアントの身体に合わせたトレーニングを提供し、身体の不調改善のお手伝いをしています。
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