2021/06/09
【筋トレの間違った認識】
筋トレについてこんな誤解をしていませんか?
「重いものを持たないといけない」
「辛くなるまで頑張らないといけない」
「10回の3セットで筋肉がつく」
etc…
実はこれらの認識は初心者によくある誤解なんです。
確かにボディービルダーのような筋肉量が多い人は、筋肉に高い負荷をかけ、ギリギリまで自分を追い込み、何セットもこなす強者です。
しかし、彼らは最初からハードなトレーニングをしていたのではなく、長い時間をかけコツコツ体力を上げていった結果、それくらいのトレーニングでないと自身の「全力」にはならず、筋肉が「発達」、「成長」しないのです。
【筋トレで筋肉がつく仕組みを知ろう】
筋肉を強化、肥大させるには成長ホルモンを出し、脳から「筋肉を作れ!」と指令を出す必要があります。
これは周りの環境に適応しようとする本能で、今まで経験したことのないような身体的なストレス(負荷)を筋肉が受けた場合に起こります。
つまり、筋トレによって普段感じないような負荷を与えることで筋肉がつくわけです。
そこでとても重要なことは、「全力」を出すことです。「全力」を出すことで成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンは筋肉を大きくする「スイッチ」と覚えておきましょう。
【「全力」ってどれくらいが全力?】
例えば、腕立て伏せ10回できるAさんがいます。
1セット目めちゃくちゃ頑張ってギリギリ15回できました。3分ほど休憩し、
2セット目は目めちゃめちゃ頑張ったけど12回しかできなかったとします。
たった2セット!
これで十分全力は引き出せています。
1セットを限界まで追い込めたら、Aさんにとって90~95%くらい引出せているでしょう。
しかし、100%超えていないのでこれだけで終わると「スイッチ」が押せません。
そこで2セット目は1セット目と同じ回数できるように頑張ります。これで100%以上頑張ったことになるのでAさんは「全力」を引き出せたということです。
それぞれ体力差はあるが、感じる辛さ加減は同じです。
【慣れない運動も「スイッチ」を押せる】
そもそも、高齢者や女性のように筋力が弱い人は上記のように全力まで動かすのもかなり大変です。
そういう方は、負荷の低い運動を、最大の可動域を使って行うことをお勧めします。
普段使っている可動域よりも大きく関節を動かすため筋肉も普段使わないところまで刺激できます。
そうすれば「慣れない動き」をすることで「スイッチ」を押せます。
しかし、この場合は関節を大きく動かすのでフォームを正しく行わないと怪我の原因になります。
筋力に自身のない方はパーソナルトレーナーの指導を受けるべきですね。